トイレの水が止まらない、タンクの中から水音がする、便器に水が流れ続けている、水道代が高くなった、業者に頼まず安く直したい
・交換用ボールタップ
(ほとんどのメーカーに対応する「万能タイプ」が便利)
・交換用フロートゴム玉
(TOTO用、INAX用など、既存のタイプに合わせて大小サイズを確認)
・モンキーレンチ
(給水管のナットを外すために必須)
・マイナスドライバー
(止水栓の開閉用)
・ゴム手袋、雑巾、バケツ
(水濡れ対策)
1. 止水栓を閉めて水を抜く:
マイナスドライバーで止水栓を時計回りに回して水を止めます。その後、レバーを回してタンク内の水を完全に流しきります。
2. ボールタップの交換:
給水管のナットをモンキーレンチで外し、古いボールタップを取り外します。新しいボールタップを説明書に従って取り付け、ナットで固定します。この時、パッキンの入れ忘れに注意しましょう。
3. フロートゴム玉の交換:
タンクの底にある排水弁のゴム玉を新しいものに交換します。鎖の長さを調整し、レバー操作で適切に開閉するか確認します。手が汚れるのでゴム手袋を着用しましょう。
4. 水位調整と確認:
止水栓を少しずつ開けて水を溜め、ボールタップの水位調整リングで標準水位(オーバーフロー管の先端から2〜3cm下)に合わせます。水がピタリと止まり、漏れがないことを確認して完了です。
・部品の適合確認:
ボールタップは「万能タイプ」を選べば多くの機種に対応しますが、手洗い管の有無(ホースの接続)を確認してください。ゴム玉は「大(65mm)」と「小(55mm)」の2種類が主流なので、実測してから購入しましょう。
・タンクの扱いは慎重に:
トイレのタンクや蓋は陶器製で重く、割れやすいです。取り外す際は滑らないように注意し、安定した場所に置いてください。割ってしまうと高額な修理費がかかります。
・オーバーフロー管の破損:
タンク内の縦に伸びる管(オーバーフロー管)が折れている場合は、業者への依頼が必要です。DIYでの修理は難易度が高くなります。
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想定価格帯: (2,500円〜4,000円)
ほとんどのメーカーのタンクに対応するマルチタイプ。水位調整もドライバー1本で簡単に行え、手洗い管の有無にも対応できる柔軟性が魅力です。
[TOTO 排水弁バルブ部(フロートゴム玉)]
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想定価格帯: (800円〜1,500円)
経年劣化で溶け出し、水漏れの主原因となるパーツ。純正品または適合品を選ぶことで、確実に止水できます。黒く汚れるので交換時は手袋必須です。
[SK11 モンキーレンチ 最大口幅30mm]
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想定価格帯: (1,000円〜2,000円)
給水管のナットなど、サイズの異なるボルト・ナットをこれ1本で回せます。水回り修理には欠かせない基本工具です。
トイレの水漏れは、放置すると水道代が無駄になるだけでなく、床への浸水など大きなトラブルに繋がることもあります。構造は意外とシンプルなので、正しい部品さえ選べばDIYで安価に修理可能です。年末の大掃除のついでに、タンク内の点検とメンテナンスを行ってみてはいかがでしょうか。
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