壁のネジが抜けた、フックがグラグラする、石膏ボードのネジ穴を埋めて再度ネジを締めたい、重いコートを掛けたら壁掛けが落ちた
・石膏ボード用ネジ穴補修材
(「ねじパテ」や「スピードミニ」など、穴の大きさに合わせて選定)
・マスキングテープ
(壁の汚れ防止用)
・プラスドライバー
(ネジの脱着用)
・カッターナイフ
(穴のバリ取りや、はみ出た補修材のカット用)
・爪楊枝または竹串
(パテを奥まで押し込むために使用)
1. 状態の確認と下準備:
グラついているフックや器具を一度完全に取り外します。ネジ穴の周りが盛り上がっている場合は、カッターの柄などで押し込むか、切り取って平らにします。穴の中に石膏の粉が残っている場合は、掃除機で吸い取るか、爪楊枝で掻き出します。
2. 補修材の注入:
小さい穴なら「ねじパテ」をノズルから直接注入します。大きめの穴(ネジがスカスカの状態)なら、スポンジに硬化剤を染み込ませて穴に詰める「スピードミニ」のようなタイプを使用します。隙間なく奥まで充填するのがコツです。
3. 乾燥・硬化:
説明書の指示通りに乾燥させます(通常1時間〜24時間)。完全に硬化するまでネジは入れないでください。硬化後、壁面からはみ出た部分はカッターで平らに削ぎ落とします。
4. 再取り付け:
補修した箇所に、元のネジを使ってフックや器具を取り付けます。補修材が新たな「下地」となり、ネジがしっかりと噛み込みます。
・穴の大きさに合った補修材を選ぶ:
ネジが少し緩い程度ならパテタイプ、完全に抜けて穴が広がっている場合はスポンジ併用タイプや専用アンカーを選びましょう。
・重いものはアンカーを検討:
冬物の重いコートを掛けるフックや、棚などを設置する場合は、補修材だけでなく「ボードアンカー」を使って物理的に強度を上げるのが安心です。
・下地センサーの活用:
もし場所をずらして取り付け直す場合は、下地センサーを使って柱(間柱)がある場所を探すと、補修材なしでも強力に固定できます。
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スポンジに硬化剤を染み込ませて穴に詰めるだけで、驚くほど強力にネジが効くようになります。大きめの穴にも対応できる定番アイテムです。
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チューブから絞り出すだけで使える手軽なパテタイプ。乾燥後は石膏のように硬くなり、同じ場所にネジを打てます。小さな穴の補修に最適。
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補修材では強度が不安な場合におすすめ。壁の中で傘のように開いて固定するため、重量物もしっかり支えられます。
冬は厚手のコートやマフラーなど、壁掛けフックにかかる負担が増える季節です。グラついたまま使い続けると、穴が広がって修復が難しくなるだけでなく、落下して怪我をする恐れもあります。専用の補修材を使えば、誰でも簡単に「ネジが効く壁」を取り戻せます。本格的な冬が来る前に、家中のフックや手すりの点検と補修を済ませておきましょう。
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