ダイニングチェアの座面が汚れたり破れたりして見栄えが悪い、業者に頼むと高いので自分で安く修理したい、年末の大掃除ついでに椅子をきれいにしたい、秋冬に向けて温かみのあるインテリアに変えたい
・椅子張り用生地
(秋冬はコーデュロイやツイード素材がおすすめ。座面サイズより縦横+10cm大きくカット)
・ウレタンフォーム
(クッションがへたっている場合の交換用中材)
・タッカー&ステープル(針)
(布を木部に固定するための大型ホッチキス。ダイソー等の300円商品でも可だが、メーカー品が打ち込みやすく推奨)
・プラスドライバー
(座面の取り外し・取り付け用)
・ニッパーまたはマイナスドライバー
(古い針を抜くために使用)
・はさみ
(布のカット用)
1. 座面を取り外す:
椅子を裏返し、座面を固定しているネジをドライバーで外します。外したネジはなくさないように保管しましょう。
2. 古い生地を剥がす(または上から重ねる):
ニッパーを使って古いタッカーの針を抜き、生地とウレタンを剥がします。汚れが気にならない場合は、時短のために古い生地の上から新しい生地を重ね張りしてもOKです。クッションがへたっている場合は、新しいウレタンフォームを座面の大きさに合わせてカットし、乗せます。
3. 新しい生地を張る:
新しい生地を裏返して置き、その上に座面を伏せます。まず前後左右の4点を、生地を強めに引っ張りながらタッカーで留めます。その後、シワが寄らないように引っ張りながら間を埋めるように留めていきます。
4. 角の処理と仕上げ:
角の部分はヒダを作るように丁寧に折り込み、タッカーで固定します。余分な布はハサミでカットし、必要であれば裏側の見た目を良くするために不織布を貼ります。最後に座面を椅子本体にネジで戻して完成です。
・生地は強めに引っ張る:
たるみが出ないよう、親指でぐっと押さえながら強めに引っ張って留めるのがコツです。対角線上に留めていくと均一に張れます。
・タッカーはしっかり押し込む:
タッカーが浮いていると針が奥まで刺さりません。体重をかけるようにして、打込み口を木部に密着させてからレバーを握りましょう。
[MAX(マックス) ミニタッカー TG-H]
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想定価格帯: (1,000円〜1,500円)
プロも愛用する定番タッカー。100均のものよりバネが強力で、硬い木の座面でも失敗なく針を打ち込めます。DIYを続けるなら一つ持っておいて損はありません。
[カラーフォーム 椅子張り替え用ウレタンセット Sサイズ (チップウレタン3cm厚+ソフトウレタン2cm厚)]
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想定価格帯: (1,500円〜2,500円)
チップウレタンと仕上げ用ウレタンがセットになった商品。へたった座面のクッション性を新品同様のふかふか具合に戻せます。
[サンゲツ 椅子生地 UP(ユーピー)]
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想定価格帯: (2,000円〜4,000円/m)
耐久性が高く汚れにくい専用生地。デザインが豊富で、秋冬らしいツイードや撥水加工付きなど、用途に合わせて選べます。
椅子の張り替えは、大掛かりな工具不要で、初心者でも週末に完了できる満足度の高いDIYです。お気に入りの布でリメイクすれば、古くなった椅子が世界に一つだけの家具に生まれ変わります。年末の大掃除や模様替えのタイミングで、ぜひ挑戦してみてください。