お気に入りの掛け時計が動かなくなった、時間が遅れる、カチコチ音がうるさいので静音化したい、電波時計に改造したい、修理に出すと高いので自分で直したい
・交換用ムーブメント(軸の長さ「シャフト長」が文字盤の厚みに合うものを選ぶことが最重要。静音タイプや電波タイプなど機能で選ぶ) ・精密ドライバー、スパナ(裏蓋のネジ外しや、ムーブメント固定ナットの脱着に使用) ・ラジオペンチ(古いナットを回したり、針の微調整に使用) ・新しい針(必要な場合)(既存の針が新ムーブメントの軸径と合わない場合に必要。セット購入が推奨)
1. 分解と針の取り外し:時計のガラス面や裏蓋をドライバーで外し、文字盤を露出させます。秒針、分針、時針の順に、根元を持って垂直に引き抜きます。固い場合はスプーンなどをテコにして慎重に外します。 2. 古いムーブメントの撤去:文字盤の中央にある固定ナットをスパナやペンチで緩めて外し、裏側から古いムーブメント本体を取り外します。両面テープで接着されている場合は、少しずつ力を入れて剥がします。 3. 新しいムーブメントの取り付け:新しいムーブメントを裏側からセットし、文字盤側からワッシャーとナットで締め付けて固定します。この時、ムーブメントが傾かないように注意してください(12時の位置を正確に合わせる)。 4. 針の取り付けと動作確認:時針、分針、秒針の順に、全て「12時」を指すように押し込みます。針同士が接触していないか横から確認し、電池を入れて動作確認を行います。問題なければガラス面などを戻して完成です。
・シャフトの長さを必ず計測:最も失敗が多いのが「軸(シャフト)の長さ」選びです。文字盤の厚み+ナットが締まる余裕が必要です。購入前に古いムーブメントの軸長を定規で測り、適合するサイズを選んでください。 ・針の互換性:メーカーによって針を差し込む軸の太さが異なります。古い針をそのまま使いたい場合は、同じメーカー(SKPなど)のムーブメントを選ぶか、変換アダプターが必要です。迷ったら「針付きのセット」を買うのが無難です。 ・スイープ運針で静音化:カチコチ音が気になる寝室などの時計は、秒針が滑らかに動く「スイープムーブメント(連続秒針)」を選ぶと、劇的に静かになります。
[誠時(Seiji) クラフトクロック ムーブメント](Amazonで見る|楽天で見る): 想定価格帯: (1,000円〜1,500円) DIY時計の定番。軸の長さの種類が豊富で、文字盤の厚みに合わせやすい。針の種類も多くカスタムに最適。 [セイコー クロック スイープムーブメント SKP SEIKO SKP QP-05](Amazonで見る|楽天で見る): 想定価格帯: (1,500円〜2,500円) 信頼のセイコー製部品。静音性が高く、寝室の時計修理におすすめ。耐久性も抜群。 [セイコー 電波時計ムーブメント Q-777K](Amazonで見る|楽天で見る): 想定価格帯: (2,500円〜4,000円) 古いアナログ時計を「正確な電波時計」にアップグレードできるキット。機能性を重視する方に。
デザインが気に入っている時計や、思い出の詰まった掛け時計も、心臓部である「ムーブメント」を交換すれば新品同様に蘇ります。部品代は千円ちょっと、作業時間は30分程度です。カチコチ音をなくしたり、電波時計化したりと、修理ついでに機能アップできるのもDIYならではのメリット。捨ててしまう前に、ぜひご自身の手で復活させてみてください。
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